No.3(2006/6/6)


県合唱祭出演を終えて

指揮者 木村茂雄


 

  県の合唱祭への参加は、今年で三回目になるのでしょうか? 毎年、講師の先生方の誠意ある講評をいただけることや、いろいろな合唱団の演奏が聴けること、合唱界の今の様子がなんとなく感じられること…等々で楽しみに参加してきました。今年も、みなさん立派に演奏されていて好感の持てる集まりでした。終わりに、ステージに飾ってあった鉢植えの花がプレゼントとされ、我が「ロンド」のメンバーは、5人もじゃんけんに勝って、20あった鉢のうち五つをもらって帰ることになりました。みなさん笑顔、笑顔でした。

  当日は、ローカルテレビ局の「横浜テレビ」の取材を受け、午前の練習から、午後、県立音楽堂での演奏が終わるまで、カメラマン古川さんの取材を受けていまして、少々照れくさいこともありましたが、練習にはいつも以上に熱が入っていました。団員も良い練習ができたと感じていると思います。今回、練習中、音程のずれが気になっていましたが、やはり講師の先生からずばり指摘され、次への課題がはっきりしてまいりました。いずれ、このホームページ上に当日の講評が掲載されると思いますので読んでみてください。

  ところで、音程が合うとは本当に難しいことでして、それはそれは宇宙の始まりを探し求めるような不可思議なことなのです。物理学上は「合う」と言うことは、二つの音の振動数の比率が整数になることらしいのですが、気分から言いますと絶対にそうだと言い切れるのか?…禅問のような書き方で、混乱させることになったらごめんなさい。難しくなると頭が痛くなります。簡単に言ってしまえば気持ちよく響かせることです。

  しかし、軽々しく考えることは戒めましょう。音は心のありようでいろいろに変化するのではないかと仮説を立てています。心の動揺はすぐ音に出ますし、心がみだれていると音程もリズムも乱れます。一方、心を素直にしないと音が素直に心に入ってこないこともあります。入って来ないから正しく演奏できないことにもなります。よく音楽は心の表現と言われますように心の全てが音に出ると考えた方が良いかと思います。

演奏って、怖いですよ。指揮者なんて、丸裸の自分を客席に見せているようなものでして、あー!恥ずかし〜い!

声は、あなたの全てを見せているのでして、あー!怖い、怖い。

  少々、話が飛躍してしまいました。さて、今日の「ロンド」の演奏は、人にはどのように聞こえたのでしょうか。講評の中に声が素直でした…とありました。好感の持てる声であったと私も思っています。「ロンド」の良いところは、声の素直さ!です。これは、他の合唱団には無い素晴らしさだと誇りに思っています。